日本のスポーツ界で進む国際化
皆さま、こんにちは。グローバルな人と人との繋がりを創造する、JOINT ASIAの杉本です。
日本では例年3月はプロ野球はオープン戦、サッカーはJリーグ開幕と人気スポーツの季節到来、という時期ですが、今年はWBCでいきなりクライマックスを迎えた感じでしたね。それにしても侍ジャパン、見事な優勝でした!日本の野球界、そしてスポーツ界に取って素晴らしいニュースだったと思います。
また、スポーツ好き、野球好き私にはたまらない一か月となりました。
侍ジャパンのメンバーを見ると大リーグでも今や人気No.1といっても過言ではない大谷選手をはじめ、国籍はアメリカながら母親のルーツが日本ということでメンバー入りしたヌートバー選手など、これまで以上に’多様化されたチーム’という感じがしました。
ただ、サッカーやテニスなどと比べると世界全体への広がり、すそ野の広さ、という意味ではまだまだ課題があるように思います。特にサッカーと比べて思うのは、野球というマーケットで見た時の、大リーグ偏重、一極集中です。
サッカーはイングランド、スペイン、イタリア、ドイツ、フランスの’5大リーグ’で世界中から良い選手を集め、魅力的なリーグにしようとしのぎを削り、それ以外の中小規模のリーグ(Jリーグ含む)、もそれぞれの立ち位置で存在意義を示すべく努力を続けています。これによってサッカーのエンターテイメントとしての魅力は更に高まり、ビジネスとしても成長しています。
そこで提言したいのが、’東アジアリーグ’の創設です。日本(12球団)、韓国(10球団)、台湾(6球団)、中国(休止中)でそれぞれ開催されているプロリーグを30球団が所属する1つの組織に、というものです。
4つの国・地域にまたがるので移動距離は長くなりますが、アメリカ大リーグの移動距離を考えれば大差はないでしょう。この地域の経済格差もほぼなくなっていることを考えると、ビジネス的にも成立するのではと思います(台湾の1人当たりGDPは日本を超えました)。さらに言うと、この地域の新時代の到来を象徴し、平和や発展にももの凄く寄与するのでは、と思います。
WBCを堪能しながらこんな妄想も広がりましたが、これからも常に少し広げた視野で仕事のことを考えていきたいと思っています。
プロフール:
杉本希世志 1973年7月17日生まれ
製造メーカーで海外営業7年、大手エンジニア派遣会社で企画、国際業務を11年経験した後2020年2月に株式会社JOINT ASIAを設立。ものづくり分野での経験、またアジア10か国でのビジネス経験をベースに幅広く活動。近年は福祉施設での業務経験や資格の取得など、介護分野へ浸透すべく活動中。大の野球好き、スポーツ好き。