高度外国人材・留学生を取り巻く環境の劇的な変化と、これから

2025年秋から2026年にかけての1年は、高度外国人材の皆さんにとって、大きな転換期となりました。

経営・管理や「技術・人文知識・国際業務(技人国)」など、在留資格をめぐる運用が厳格化され、これまで可能だった仕事に就くことが難しくなったり、会社の設立や在留資格の更新に影響が出たりするケースも見られます。

制度変更の内容や、その是非については、一つひとつ丁寧に見ていく必要がありますが、今回、大きな影響を受けているのが、留学生、とりわけ専門学校卒業予定の皆さんではないでしょうか。

ITやビジネスなどを学び、卒業後は「技人国」の在留資格を取得して、ITエンジニアやホテル、飲食、免税店などのサービス分野で働くことを目指していた留学生にとって、今回の変化は、就職先の選択肢を狭めるものとなっています。

特に、卒業を間近に控えても就職先が決まらず、不安を抱えている学生も少なくありません。

このまま時間だけが過ぎてしまうことを避けるため、現在では、特定技能を一つの選択肢として考えるよう学生に案内する学校も増えています。

もちろん、留学生にとって特定技能への転換は、決して簡単な決断ではありません。専門学校で学んできた知識や技術を活かし、「技人国」で働くことを目指してきたからこそ、複雑な思いを抱く方も多いでしょう。

一方で、特定技能も制度の整備が進み、特定技能2号の対象分野が広がっています。2号では在留期間の更新に上限がなく、長期的なキャリア形成を考えることも可能です。介護分野では、介護福祉士の資格取得を目指すことで、長く日本で働き続ける道につながります。

大切なのは、「当初思い描いていたルートが難しくなったから、将来がなくなった」と考えることではありません。

こうした環境の変化の中でも、一人でも多くの留学生が、自分の将来につながる道を見つけられるよう支援が必要だと感じます。

特定技能2号や介護福祉士の試験は、決して簡単ではありません。だからこそ、将来の目標を一緒に考え、必要な学習につなげ、キャリアを前向きに進めていくためのサポートが重要だと考えています。